SOLIDWORKSをお使いのみなさま、こんにちは。
今回はテクノソリューションズ技術支援部より、SOLIDWORKSを使用する上でのちょっとしたヒント!【SOLIDWORKS TIPS】をお届けいたします。
早速ですが、SOLIDWORKSでアセンブリを組むときのことを思い出してみてください。
当たり前のようにやっていたけれど、言われてみれば意外と手間がかかっている…なんてことありませんか?
たとえばブラケットにモーターを組み込む場合、
まずブラケットに合わせてモーターをレイアウト
→正確な位置に決まったサイズの穴をあけて
→そこにボルトとナットをそれぞれレイアウトして…
と、関連するフィーチャーや構成部品の数が多かったら余計に手間のかかる作業です。
このような一連の流れを一気に完了させられたら、とっても作業が楽になりますよね!
実は、
ブラケットに合わせてモーターをレイアウト
→参照面を選択。以上。
これだけで先の手順と全く同じ結果を得られる機能がSOLIDWORKSには用意されているんです。
それが今回の「スマート構成部品」です。
操作動画を見てみる
スマート構成部品とは
アセンブリに追加する構成部品に、関連する部品とフィーチャーを組み合わせて
スマート構成部品を定義しておき、スマート構成部品をアセンブリに挿入した後で、
関連する部品とフィーチャーを追加する機能です。
例えば、モーターがスマート構成部品だとすると、取付のためのボルトとナットが関連する部品で、
ボルト穴が関連フィーチャーとして定義できます。
【1】スマート構成部品の定義方法
1.スマート構成部品と関連部品を作成します。関連フィーチャーが定義される部品も作成してください。
2.ダミーのアセンブリを作成し、スマート構成部品と関連部品をレイアウトします。
3.関連フィーチャーを作成します。スマート構成部品を外部参照するようにしておくのがコツです。
4.「ツール」より「スマート構成部品の作成」を選んでスマート構成部品、関連部品、関連フィーチャーを選択し、スマート構成部品を保存します。
5.ダミーアセンブリはスマート構成部品の内部アセンブリになり「アセンブリ定義の編集」で編集できます。残しておかなくても大丈夫です。
【2】スマート構成部品の使用方法
1.スマート構成部品をアセンブリにレイアウトします。
2.スマート構成部品を右クリックして「スマートフィーチャー挿入」を選択します。
3.参照先を選択するためモデル面などを選択します。
4.関連する部品とフィーチャーが追加されます。
円筒形状に限定されますが、直径に従ってサイズ変更される仕組みを組み込むことも可能です。
機能を確かめてみたいという方は、チュートリアルの「スマート構成部品」を実施してみてください。
ピロー形の軸受けユニットがスマート構成部品の例で、ネジが関連部品、マウンティングボスが関連フィーチャーで、サイズ変更の機能も確認できます。
操作動画
文字で説明されてもピンとこないなという方はこちらの操作動画をご覧ください。
サンプルデータをダウンロードしてぜひ動画と一緒に試してみてくださいね。
サンプルデータダウンロード
スマート構成部品の機能をお試しいただけるサンプルデータ(SOLIDWORKS2019で作成)をご用意しました!
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