CSWP試験を受ける方へ!知ってて損はない話

2022.8.26

ブログ

こんにちは。テクノソリューションズ技術支援部の横山と宮田です。

以前ブログで「初心者目線のSOLIDWORKS【推しの3機能】」をそれぞれご紹介させて頂きました。
横山→「初心者目線のSOLIDWORKS【推しの3機能】
宮田→「初心者目線のSOLIDWORKS【推しの3機能】~宮田編~

そんな私達が今回取り組んだのは、CSWP試験です!
同じ技術支援部の田口さんが、以前のブログ「CSWP試験って何? たった2ヶ月で合格できた近道はコレ!」でご紹介しています。
今回、私達もこの試験を受けてきました。

弊社のCSWP試験対策!


弊社では、SOLIDWORKSを主軸にした3Dものづくりソリューションを展開しており、新卒、中途のエンジニアはまず最初にSOLIDWORKSでの3D設計手法、操作、様々な特徴やメリットを理解することからスタートします。

一定期間の自習や社内講師によるトレーニングを受講し、その成果の証として概ね3か月以内にCSWPを取得することが慣習となっています。

スタートして2か月間は、SOLIDWORKS Essentialsトレーニングガイド、AssemblyModeling、PartModelingsを何度も繰り返し自習しました。途中、これらのトレーニングについて先輩社員の講師によるトレーニングも受けています。

トレーニングでは、SOLIDWORKSで行うパラメトリックモデリングの基本的な考え方、モデリングを行う上での基本的なコマンド操作の仕方まで把握することができます
CSWP試験のセグメント1,2では、パラメトリックモデリングの考え方を理解しているかどうかを問う問題なので、Essentialsで学ぶ内容は非常に重要だと感じました。

Assemblyに関しては、最初トレーニングガイドを自習で進めていたのですが、自習だけでは困難を感じ上司に相談したところ、トレーニングの受講を勧められました。
CSWP試験のセグメント3では、Assemblyに関する問題が出題されるので、トレーニングの受講はまさに合格への近道と感じました。

3か月目手前では、CSWP試験日をスケジュールし、試験対策を始めました。でも、何から始めていいのやら?
SOLIDWORKS社のサイトには、CSWP試験の試験内容、出題される可能性のあるツール(コマンド)が紹介されています。まずはこの情報をもとに、トレーニングガイドで示されている箇所を探して、復習しました。これが結構ボリュームあります!

MySolidWorksでの”マイトレーニング”活用


つづいて、MySolidWorksにサンプル演習があることを教えてもらい、取り組んでみました。
実際の形状を基に、出題された内容に対してどのようにアプローチしていくか、またどういった手順で操作するか、が動画で解説されています。

これは、Virtual Testerでの模擬試験及び本番の認定試験で役に立ちました。
(※マイトレーニングを使用するにはMySolidWorksでのSOLIDWORKS IDの登録が必要です)

メニュー画面

先輩社員からの課題活用


先輩社員からモデリングの為の課題を提供され、モデリングの基礎知識や操作・コツを改めて習得することが出来ました。

基本的な形状を作成する為のスケッチ作成から、ボス押し出し、穴ウィザード、フィレット、各種寸法入力、要素間の幾何拘束、そして、設計変更を踏まえた形状変更対応までを実施しました。

モデリング後は、実際の認定試験と同様に体積と重心点を割り出し、先輩社員に採点して頂きました。
間違ったものについては、コメント付きで適切な操作方法などをフィードバックしてもらい、モデリングの精度UPへと繋がりました。

先輩社員から出された課題
コメント付きのフィードバック

Virtual Testerでのサンプル演習(模擬試験)


Virtual Testerにて、CSWP試験の模擬試験が実施可能なため※1、本番の認定試験を受ける前に、問題の出方や操作感を事前に把握することが出来ました。
実際の試験と同様のフォーマットで出来る為、いきなり本番へ臨むよりも、まずは一度こちらを実施してみることをオススメします!
模擬試験ではありますが、結構緊張しました(笑)

※1 Segment1のみ

CSWP試験受験後の感想・感触


事前に実施したVirtual Testerでの模擬試験はセグメント1までしか出来なく、セグメント2以降は初見でした。
どのような形状で問題が出されるのか不安で緊張もしましたが、トレーニングの受講や先輩社員からの課題活用を実施したことで、1つ1つの操作に自信をもって取り組むことが出来ました

SOLIDWORKSの体験セミナーやトレーニングなどを通じて、今後は教える側の立場となりますので、今回学んだ内容を忘れずに日々精進していきたいと思います。

こぼれ話


実は、一番ためになったのは、先輩が作った課題かもしれません。
課題では、図面を参照してモデリングすることが多かったのですが、体積や重心点の値が解答値と僅かに異なることがしばしばありました。

なぜ同じ値にならないのか?
何度も、モデリングステップや寸法値を確認したり、改めて作り直したりしてみました・・・・
結果、図面での寸法が不足していたり、条件や指示が間違っていたりしました。

先輩は「考えさせるためにわざとそうした」と苦しい言い訳です!(笑)
しかし、何度も同じ操作をさせられたおかげで、自然と体が操作を覚えていました。
後から考えると、これが試験の際とても役に立つ経験だった気がします。

3Dでの設計が主流になっていますが、次工程の製造部門では、まだまだ図面が重要な位置づけとなっているお客様も少なくないと思います。図面で加工や製造を指示する際には、当然適切な寸法をちゃんと記載しないといけないということを改めて感じました。



SOLIDWORKSでは、スケッチやフィーチャーの寸法を自動で図面に配置する「モデルアイテム」を利用するのも1つです!

ちなみに今回のCSWP試験、お陰様で私達二人とも一発合格できました!
これから受験される方にとって、このブログが少しでもお役に立てれば嬉しいです。

本日も、ブログを最後までご覧下さりありがとうございました。


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