こんにちは、株式会社テクノソリューションズ技術支援部です。本日は動画のご紹介をさせていただきます。
今回ご紹介したいのは「3Dプリンタどうやって選んだら良いの? 最適な機器選定のための早わかり情報」です。
先日オンラインセミナーで実施した内容で、多くのお客様に視聴いただいた人気のセミナーです。
オンデマンド配信を開始しましたので、ここでもう一度おススメさせていただきます!
(リンク先の動画視聴申込フォームにて、該当のタイトルにチェックを入れ、お申し込みください)
この動画は、3Dプリンタをこれから自社の業務で活用したいと考えている方必見です。
ここをぜひ見て欲しい!というポイントをいくつかご紹介しますので、お役立ていただけると幸いです。
Point1:どんな機種がある?
Point2:使える素材は?
Point3:適した用途は?
3Dプリンタの基本を理解し、導入する際の参考になれば嬉しいです。
3Dプリンタを導入したからと言って、全て成功するとは限りません。なぜなら、3Dプリンタが向いているプロセスを見極めることがとても重要なポイントだからです。
成功するポイントは現在の工程を全て3Dプリンタに置き換えるのではなく、現在の開発プロセスや製造プロセスにおいて、ボトルネックになっている部分を3Dプリンタで補完するということです。遠回りのようでいて、実はこれが成功への近道と言えると思います。
私たちがお客様に説明する際にお話するのは「試作品制作」で3Dプリンタを活用することです。試作品を内製化することで、開発時間の短縮とコスト削減の実現が簡単にできます。
会社によってルールは違ってくると思いますが、試作品外注においては単純に外注するというプロセスだけでなく、上長の承認や幾度のデザインレビューを経て、製図に進みやっと試作品の発注となります。そこから外注先で試作品の製作が始まり、納品を待つ。これが複数パターンを検討しなければならない場合、そのパターンの数だけ前述の工数が発生してしまいます。
では、ここに3Dプリンタを導入したらどうなるでしょう?
まず、「待ちの時間」が激減します。試作品発注から納品までにかかっていた時間を5営業日だとすると、形状やサイズによって変動はしますが、3Dプリンタを活用すれば概ね1日あれば試作品ができます。
それでは、ここで少し比較してみましょう、横軸は時間です。
ちょっと単純な比較になってはしまいますが、1/10以下の時間で試作品が手元に届きます。
圧倒的な早さですよね!退勤前に印刷ボタンを押しておけば、翌朝には出来上がっているようなイメージです。
例として、3Dプリンタを活用し8時間で作成できたのがこちら↓です。
従来は、アルミの切削加工品で試作品納品まで10日間ほど要していたものです。
下の画像もまた試作品での活用例で、造形時間は約19時間。
こちらの試作品は、複数パターンの形状を検討しなければならないので、パターン毎に時間と費用が発生することがボトルネックになっていたのを3Dプリンタに置き換えて活用した例です。
もちろん導入時に初期投資費用は発生します。
なので、年間どのくらいの試作品を作成するのか、短縮できる時間によって発生するメリットが投資額を上回るのか、検討する必要があります。もちろん、メリットが初期投資額を上回れば導入効果があると言えます。
さらにアイデアが生まれ、別の範囲でも活用の場所が想定できると、これは「導入しない理由がない」と強く言えます。逆に、3Dプリンタが従来の加工法に及ばない部分だけをみて“使えない”と判断するのはとても勿体ない!です。
よく導入して失敗してしまう例としては、営業側の「なんでもできます!」という言葉を鵜呑みして導入すると、ほとんどのケースで失敗します。この場合の失敗とは、最初のうちは使うけど、しばらくすると使わなくなることを指します。
3Dプリンタをより活用するためには、ちょっとした工夫があるのです。
今回は内容が盛りだくさんになってしまうので、この話はまたの機会に書きたいと思います。
以前、サポート材の付け方について書いたブログ記事があるのですが、これも工夫の一つです。
株式会社テクノソリューションズでは、3Dプリンタを最大限活用できるようにお客様を導入時からサポートする、3Dプリンタ選定コンシェルジュサービスをご用意しています。
導入前に、どんなプリンタを選んだらいいのか、どういう用途で活用できるのか?など導入に関わるご相談をお受けしています。
どうぞ、お気軽にご相談ください。
それでは、また3Dプリンタを題材にしたテーマでお会いしましょう。