※画像はnTop社から提供されています。
nTop(旧nTopology)を活用して最適化、軽量化、流用の効率化
こちらの事例では、nTopの特長を大変よく活かし、大きな効果を得られています。
金属切削製造装置で有名なDMG MORIは、CNC(コンピューター数値制御)工作機械を1世紀以上に渡り製造しており、
オートメーション製品「Robo2Go」のアームに取り付けるロボット ヘッドを金属積層造形用に再設計するにあたり、
nTopを活用しています。
従来のCADでは難しかったトポロジー最適化と高度なラティス構造を組み合わせる事で、
62%の軽量化、部品点数の60%削減、ロボットハンドリング精度を16倍に向上するなどの素晴らしい成果を挙げました。
再設計前の課題としては、多くの部品からなるが故のアセンブリ作業の節約と、精度の向上がありました。
これに対しnTopを利用したのは、最適化と軽量化、効率化の3点においてです。
機能性と剛性を高めながら軽量化する事で、部品点数と製品重量、製造コストを大幅にカットし、
新しい部品は重量に対し高い剛性比率を実現できたことで、精度の大幅な向上を可能にしました。
手順としては、CADにて元データの各面に着色し、各機能面毎に判別できる状態にしておき、
この色を元にnTopで各部位毎の厚さを設定してシェル化しました。
さらに外側のシェルの厚さには剛性最大化の為にトポロジー最適化を使用して調整を行っています。
全てを合成し、構造強度と積層造形用のサポート構造作成の為、内側をラティス:等角格子で埋めて完成させました。
最後にこの過程をワークフローとして利用することで、
着色したCADモデルを入替えるだけでこの流用を可能にし、大幅な効率化も実現しました。
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